近年、子供を取り巻く社会環境は、大きく急激に変化しています。スマートフォンや電子機器の急速な発達は、私たちの生活を激変させています。そして、電子書籍等の普及もあいまって、書籍による読書をする機会も減り、「読書離れ」が進んでいます。今の中学生は、1ヵ月に何冊くらい本を読んでいるのでしょうか。調査によると、最近の市内小・中学校の約2割の児童生徒が「1冊も読まない」と回答しています。本校でも図書館アドバイザーや図書委員がいろいろな工夫を行っています。後期図書委員会の取組として、移動図書館を開設し、学年ごとに図書委員が選んだ本を各学年のフロアに設置し、本の貸し出しを呼びかけました。図書室に足が向かない生徒にも気軽に本に触れてもらう機会とし、多くの生徒たちが興味を持って手に取っていました。

 

図書室の入り口には「読み聞かせ」の案内があり、図書室に入ると「おススメ本」が迎えてくれます。大和中での貸出し数が多い本や人気の作品が並んでいます。先月までは「ようこそミステリーの世界へ」、今月は「冬の本」の紹介をしています。他にも図書室には、新着本や絵本、図書委員のおすすめ本や新聞コーナーなど各所に本や新聞が手軽にとれるよう工夫されています。

 

 

 

 

  

読書は、言葉を学び、感性を磨き、想像力を豊かにしてくれます。人生をより深く生きるために色々な力を授けてくれることでしょう。読書をすることにより、新しい発見や感動、ものの見方や考え方が深まることにつながり、今まで知らなかった新しい世界を知る喜びを得ることができます。「読書の秋」の時期は終わりましたが、冬休みに向けて今まで読もうと思って読めなかった本や、読んでみたいなという本を手にとってみてはいかがでしょうか。図書室では、毎週水・木に図書館アドバイザーさんが勤務しています。自分で本を探すのもよいですが、最近のおススメや自分が読みたいと思うジャンルを図書館アドバイザーさんに相談してみてください。きっと、良い本に出会えるはずです。