【令和5年3月17日(金)】大和中の桜も次第に芽吹きはじめ、次第に春の訪れを感じています。本日は、授業参観・保護者会(1年生)、3年生を囲む会(2年生)が行われました。

  

  

 授業参観(1年生)では、1年1組 佐藤教諭の国語の授業において、「少年の日の思い出」の文の裏側を読むことに挑みました。直接文字になっていない主人公の「僕」の心を読み取る活動を行いました。子供たちは、様々な視点から考え、豊かな感性から独創的な発想をしているところも見られました。豊かな発想を大切にしつつも、文章を根拠にしていく視点が示され、改めて文脈を読む奥深さを学ぶことができました。

 1年3組 石川教諭の社会の授業では、中世のまとめとして、エキスパート法を用い、前時は個人、本時は班で振り返りを行いました。本日の授業は、1年間の締めくくりとして、「批判的思考・多面的なものの見方」を授業を通して、大切にしてほしいと子供たちに伝えました。石川教諭からは、「今日の授業参観で、保護者の方が最後までいてくれたことが、本当に嬉しかった。」と語っていました。初任者として、この1年間、毎日教材研究に励んでいた成果が実を結ぶことができました。

 

 

 

 3年生を囲む会(2年生)では、卒業生が在校生に向けて、自身の受験の体験談を話してくれました。卒業生は、「この日のために何を話そうか。」「どのように伝えればわかりやすいか」等、後輩を想い、準備してくれていました。卒業生の話の中からは、勉強の仕方、時間の有効活用、学習に向けてのモチベーションの上げ方、自分の失敗談等、様々な工夫や努力が具体的に語られ、後輩に向けてのエールが送られていました。後輩のために一生懸命に語る姿を見て、こんな素敵な卒業生が大和中にいてくれて良かった。と誇りに思います。

 2年生は、どのクラスでも卒業生の話に一生懸命に耳を傾け、頷きながらメモを取る姿が見られました。教室の中は、卒業生の声とペンが走る音だけが響き、先輩の言葉を一言でも聞き逃すまいと、真剣な眼差しで視線を送っていました。2年生は、3年生を囲む会を終えて、「早めに学校を知っておいたほうが良いと教えていただいたので、少しずつ決めていきたいと思いました。」「今日の話を聞くことで、少し目標が立てられそうでよかったです。」「受験当日に向けて大切なことなどをたくさん教えてくれてとてもいい機会だったと思います。あとになって後悔をしないようにしたい。」等の感想が見られました。

 1年後には、きっと今の2年生も後輩に向けて、しっかりとエールを送っていると思います。これからの子供たちの成長が楽しみです。1年間で大きく成長し、羽ばたいてほしいと願っています。